officekaze’s blog

子育てや教育、福祉について書いています。

学校ができる二次障害への支援とは!

学校ができる二次障害への支援とは!

 

f:id:officekaze:20220429095216j:image

 

私も学校経験者ですから、

多くの子どもたちに関わってきました。

あなたも、もし、学校の教職員なら、

現在も、一人ひとりの個性と

向き合っていると思います。

 


発達障害の有無にかかわらず、

すべての子に大切なのは、

「自己評価を低下させない」

ことです。


「これに尽きると言っていい。」

 


「自分の有能性、

 自己肯定感、

 自分を大切だと思う気持ち」


これらを育むことができたら、学校教育は、

大成功といえるのではないでしょうか。

 

思春期、青年期は、

他者との比較を通して

自己理解を深めていく時期ですね。


小学校高学年になると、

自分と周囲を比較して、

うまくできない自分を

認識できるようになることで、

自己評価が低下することにつながります。

 


発達障害のある子どもは、

中核にある症状による特性から、

失敗を経験しやすくなります。


そんなときに、

できないことをただ叱責するだけでは、

同じことを繰り返すことになりますよね。

そして、叱責やからかいが増える。

度重なる叱責やからかいは、

子どもの自己評価を低下させる。


そんな機会が増加するという

悪循環に陥ります。

 

学校生活は、

子どもと社会とのつながりの初期段階です。

適切に理解し対応できれば、

子どもは自己理解を促進し、

二次障害の予防と二次障害と

うまく付き合うための基盤となります。

 

様々な関係機関と関わっていても、

生活の多くを過ごす学校の支援が重要になります。

 

学校生活は、

子どもの

「自己評価を低下させ、

 二次障害を増幅するか否か」

分水嶺になりますね。

 

低学年の時期から学校や教職員は、

保護者と一緒に

子どもの特性を理解し

適切な支援と配慮をすることで、

失敗の繰り返しを少なくしていきます。

高学年になると学習課題も複雑になるため、

失敗することも多くなるでしょう。


これらの課題に取り組むためには、

「失敗」を、

自分の

「特徴を理解する機会」

に結びつけていくことです。

 

大人も子どもも、失敗を恐れますよね?

あなたは、どうですか?

できたら失敗をしたくない。

みんなの前で失敗することは、恥である。

そう思いませんか?

 

「失敗無くして成功なし」


現在の技術革新、教育の分野でも同じです。

私たち教職員は、

毎日うまくいかなかったら改善する。

むしろうまくいかないことの方が多い。

 

授業についても授業改善する。

PDCAサイクルで組み立てる。


これらを謳って久しいですよね。

 

「失敗への肯定的な関わり」

が、子どもの思春期における

自己理解を助け、

二次障害の影響も

最小限に抑えていく、

指導のコツになると考えます。

 

メンタルオフィスKazs

〈カウンセリングの流れ⇩〉

https://office-kaze.net/type5.aspx