officekaze’s blog

子育てや教育、福祉について書いています。

教職員、いじめ問題から自らを守るために

 

学校で子どもに関わっていると、

「いじめ問題」は、

大きな課題です。

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そして、

いつ何時遭遇するか分からない

問題です。


あなたは、

どのように「いじめ問題」と向き合い

対応し、未然に防ぐ等、

取り組みを行っていますか?

 

「いじめ問題」は、

子どもの健全な成長に関わる

大きな問題です。

 

学級に「いじめ問題」が、

発生するか否かによって

学級の一年間や教職員の生活に

大きく関わる問題となります。

 

できることなら、

「いじめ問題」の

内容の濃淡に関わらず、

起きることがないことを

望みたいのです。


いつどこで発生し、

あなたの知らないところで

進行しているか分からないのです。

 

そもそも「いじめ問題」は、

子どもの感じ方によっても

大きく変わってきます。


何回となく見直されてきた

「いじめの定義」。


なくならないいじめに対応するために

「いじめ防止法」ができました。

 

いじめを受けている

本人がどう感じているか、

どんな物理的・心理的な影響を

受けているかによる

子どもの気持ちを

優先していくことに

立場の基本をおいています。

 

教職員は、

早期に「いじめを認知」する

感性を必要としています。

 

子どもや保護者等から

「いじめを受けている」

と、訴えがあったとき、

関係児童からの聞き取りを行って、

解決をしていくという手順で取り組みます。


そして、担任等が

日頃の学級等の状況を

どのように把握しているのか、

また、教職員の説明に根拠がなければ、

保護者等への適切な説明が

できないことになってしまいます。

 

「深刻ないじめがなかった」とする場合に、

聞き取りだけでは、

説明が成立しないことも

あるかもしれません。


そんなときに必要なのは、

エビデンス」です。


いかに教職員が日頃の学級や

子どもたちの状況把握を

的確に行っているかに、

係ってきます。


「いじめられた」という訴えに対して、

深刻ではないケースでも、

説明する場合に、

エビデンスがなければ、

「特に問題ありません。」

「心配しなくてもだいじょうぶです。」

「今後も見守っていきます。」等の

あなたの説明が

根拠のないものに

受け取られる可能性があります。

 

いわゆる

悪魔の証明

になる恐れがあります。

 

学校によっても取り組みに

異なるかも知れません。


学期に1回程度は、

「いじめアンケート調査」

を行っていますよね。

 

設問には、

「学校が楽しい」

「いじめられたことがある」

「いじめを見たことがある」

「勉強が分かる」

などがあります。

 

そして、気になる回答について、

子どもに個別に聞き取りをして、

職員会議でアンケート結果を

周知させますよね。


しかし、学期1回程度で

子どもの様子が分かるのか、

私には疑問です。

 

そこで、私は独自に

一週間に一回のアンケートを

行っていました。


毎週金曜日にアンケート用紙を

子どもに配って実施します。

他の曜日でも子どもが困ったときに、

アンケートが出せるように

各自一枚持たせておきます。


何かあれば、

必ずその週の内に解決することを示し

習慣化させる。


毎週ですから、

子どもの様子がよく把握できます。


例えば、

「学校が楽しい」といつも答えていた子が

「少し楽しくない」と

回答した場合があったとします。


そんなときに

「どうしたの?」と声をかけます。


子どもと話をするタイミングは、

一日の生活の中で、

結構つくりにくいものです。

アンケートがあれば、

声もかけやすくなります。

 

もし過去に遡って

子どもや保護者から

「いじめを受けていた」と

訴えがあった場合でも、

その時に実施したアンケートを基に

説明することが可能です。


記憶をたどって

「何も変わったことがなかった」

といったところで、

説得力は生まれてきません。


日頃から子どもの様子を

見ていく工夫をしていけば、

子どもたちのことがよく分かり

よい循環ができ、

学級を更によくしていくでしょう。

 

あなたは、

子どもを守ることも大切ですが、

自らをも守ることを

しっかりと考えてくださいね。

 


あなたは、

大切なかけがえのない人です。

 

 

メンタルヘルスには

注意してくださいね。

 


メンタルオフィスKaze(カゼ)は

がんばる教職員を応援します。