officekaze’s blog

子育てや教育、福祉について書いています。

児童虐待を受けた子どもの特徴

児童虐待を受けた子どもの特徴

f:id:officekaze:20220902100853j:image

あなたの子ども時代は、

幸せでしたか?

未だに、心に蘇る過去の

つらい思い出はありませんか?


昔は、学校の先生から身体的に

影響力を受けることも

珍しくありませんでした。

今では、体罰は大きな問題です。


また、ニュース等で、

私たちは、幼い子どもが

虐待の被害を受けた事件に

心を痛めます。

本当に、つらいですよね。

 

乳幼児期に虐待が行われた場合、

身体や心が発達せず、

様々な影響が表に出てきます。


身体的外傷だけでなく

栄養や感覚刺激の少なさ、

発育の障害、

発達の遅れなどが見られます。


愛情の要求が満たされないために

情緒が不安定になり、

対人関係の面で障害が出たり、

トラウマを抱える場合もあります。

 


【虐待を受けた子どもの特徴について】


虐待を受けた子どもの行動には、

次のような特徴があります。

 

〇必要以上に大人に甘える


大人との関係においては、

だれにでもべたべた

甘えてくることや、

親密な人間関係が結べない

ことがあります。


〇人と親密な人間関係を

 築くことを避ける


友人や異性など、

親密な関係を築く段階になると、

意識的・無意識的に

相手を回避することがあります。

 

〇わざと困らせる


わざと大人を

困らせるような言動をとって、

その大人がどこまで

自分に目を向けてくれるか、

受け入れてくれるかを

確かめることをします。

 

〇立場の弱い存在をいじめる


自分より幼い子や弱い存在の子を

いじめたり暴力を振るったり

する傾向があります。

 

〇大人を挑発する行動


自分の親との関係を

他の大人で再現するように、

大人の怒りや暴力を

引き出すような挑発的な

言葉や態度をとることもあります。

 

〇自己評価と感情コントロール


対人関係だけでなく、

極端な自己評価の低さ、

その逆に過度の自己主張、

攻撃性の高さや怒り、

感情抑制の困難さなどが見られます。

 


【サポートについて】


虐待は、子どもに

様々な影響をもたらします。

 

上記のような特徴の出現する時期は、

被った虐待の種類や時期、

頻度などにより異なります。


個々に合わせて、

長期的に複数の場所や

人によるサポートが必要です。


親との関係は、

どんなことがあったとしても、

容易に断ち切れるものではありません。


親自身も虐待を受け

育ったケースが

少なくないことも

考慮する必要があるでしょう。


子どもだけでなく、

親への心理的

教育的支援など

包括的なサポートが必要です。

 


子どもは、

社会や地域の宝物です。

未来の希望です。

 

必要な支援を怠らず

見守っていきたいですね。

 


メンタルオフィスKaze(カゼ)

 

 

児童虐待は親だけの責任ではない

児童虐待は親だけの責任ではない

f:id:officekaze:20220819144410j:image

2000年に、

児童虐待防止法」が施行されて

今日に至るまで、

児童相談所での相談件数は、

増加の一途をたどっています。


この背景には、

人々の虐待への意識の高まりがある

ともいわれています。

実際に起きている虐待の件数も

氷山の一角にすぎないかも知れません。

 

ニュースでは、

痛ましい事件が後を絶ちません。

あなたも、

なんともいえない

つらい気持ちになったことも

数多くあるのではないでしょうか?

 

学校でも虐待の問題に

気を配るようになり、

日頃の生活の中で、

服装や不自然な身体の傷、

家庭訪問の様子など

個々の子どもの変化を

見逃さないよう取り組んでいます。

 

学校は、虐待を認知した場合には、

児童相談所等の関係機関に

通告する義務を負っています。

 

大切な子どもたちを社会全体で

守っていくことができるか、

私たち大人に課された重要な使命です。

そのためには、

私たちは、虐待についての理解を

更に深める必要があります。

 

虐待には

「身体的虐待」

性的虐待

「ネグレクト」

心理的虐待」


の4つがあるとされていますが、

更に、違った虐待も増加しています。


虐待を受けた子どもに、

将来にわたって、

虐待の連鎖にも関わって

心に大きく傷を残す大問題を

私たち大人は、

「ひとりも出さない」

強い気持ちで

向き合わなければなりません。

 

また、自分が子どもに

虐待をしてしまう立場に

陥りそうなときに、いかに

積極的にサポートを受けるか、

行動に出る勇気を持つことも

非常に大切です。

 

なぜ虐待が起きるのか

リスク要因として

大きく分けて3つあります。

※すべてのケースが

当てはまるわけではありません。

 

1.親側の要因


①子どもへの否定的な感情・態度

妊娠を望んでいなかったことによる否定的な態度、

マタニティブルー、

産後うつなどの

心理的な問題があります。

妊娠に対する拒否的な感情は、

そのまま子どもに対する

拒否的な態度につながることがあります。


②親自身が虐待を受けていた

親自身が愛情で満たされてこなかったこと、

親自身が虐待を受けたために

自己評価が低いことなど、

親自身の人格形成段階での問題があります。

つまり、心が成熟しないまま

親になってしまったことが要因です。


③親の知識・認識不足

子どもや育児に対する知識の少なさや

育児への強い負担感、

不安感なども親側の要因になります。


2.子どもの要因


①育てにくい気質

気質的に育てにくい行動、

よく泣く、なだめにくい、

過敏などが挙げられます。


②身体的疾患

親の負担が大きくなる低体重児、

慢性的な疾患がある、

双生児なども要因になることがあります。

 

3.社会、経済的な要因


①経済的不安定や持病

経済的に不安定であること、

就労上の悩みやストレス、

周囲の環境からの孤立、

不仲な夫婦関係、

病気を抱えた家族がいる

ことなどが指摘されています。


②家族の再編成

離婚、再婚など

家族構成が増減することが

きっかけで起こることもあります。

義理の親子関係で

愛着関係が関係が形成されずに

虐待が生じるケースも多いです。

 


これらの要因以外でも

個々の事情により様々な要因があります。

そして、

一つだけの要因で

虐待が生じるとは

考えられていません。

複数の要因が組み合わさり

絡み合って虐待につながると

考えられています。

 

子どもを育てることは、

容易なことではありません。

様々な困難に遭遇し、

喜んだり失敗したりしながら、

取り組んでいく大きな事業です。

 

私たちは、社会的な大きな問題、

「虐待」についての知識を備え、

親がひとりで抱え込まないように、

社会や学校・地域、全体で

未来の希望(子ども)を

育てていきたいですね。

 

 

メンタルオフィスKaze(カゼ)

 

 

 

 

苦情対応〈社会の苦情の連鎖と心理〉

苦情対応〈社会の苦情の連鎖と心理〉

f:id:officekaze:20220813100823j:image

SNSやネット上には、

誹謗中傷が書き込まれ、

人権問題に発展し、

社会問題となる

ケースがありますよね。

 

数年前の邦画で、

コールセンターへの苦情を

取り上げた映画がありました。


苦情に心身をすり減らしていく

コールセンターの人々の物語です。

 

現在のコールセンターは、

「品質向上のため録音

 させていただきます。」

と、予めコールされるようになりました。

 

これは、このコールによって、

一度立ち止まり、

落ち着いてもらうため

という意味があるそうです。

 

加えて、

「あなたの発言は、

 録音しています。」よ、

というメッセージを

伝えているのではないでしょうか。

 

「録音する」という対応は、

一定の抑止力に

なるように思われます。

相手も言葉を選んで

話すようになるでしょうね。

 

「苦情」が発生する場合には、

お互いの立場の違いがあります。

 

原則として

立場の弱い方に向かって

行われるのが

「苦情」です。

 

フィフティ-・フィフティーの立場では、

「苦情」は、ほとんど考えられません。

意見交換や議論とは違います。

 

例えば、「お店の方とお客さん」、

「コンビニの店員さんとお客さん」、

「上位の会社と下位の取引会社」

との関係など、

立場に上下関係が存在します。

 

「お店」が「お客さん」に、

苦情を述べることは、

皆無とはいえませんが、

あまり考えられません。


このように

自分が上位に位置しているという

心理によって

「苦情」が生まれてくるのです。

 

インターネットやSNSでも、

必ず、「苦情」を述べる側は、

「安全地帯」に身を置いています。

 


もちろん学校は、

「苦情」を言われる側です。

 

反論すら難しいのではないでしょうか。

せいぜい「説明をして理解してもらう」

という言い方になりますよね。


世の中に生まれる

「苦情」の原理原則です。

 

「苦情」は、

仕事をしていれば、

だれでも

受ける立場にあります。

 

会社では上司に理不尽な言い方を

される場合もあるでしょう。

お店ではお客様に、

「苦情」を受ける場面もあるでしょう。

 

お店に対して、

何を言っても安心、

学校に対して何を言っても

自分には安全。

このような意識が

存在しているのではないでしょうか。

 

お店でも、お願いする場合は、

丁寧に「〇〇していだけませんか?」

と、頼むでしょう。

「苦情」の意味とは、

「何らかのトラブルに不満を感じた顧客が

 その不満を表す行為。」のことです。


言われる立場と言う立場は、

場面によって

常に入れ替わります。


あなたが仕事をしているか

お客様かによって変わるのです。

 

これらにプラスして、

人のその日の気分が加わります。


人は、

いつも穏やかな気持ちでいる

時ばかりではありません。


何か気に入らないことがあったり       

イライラしているときもあったり

トラブルなどで気分を

害している場合もあるのです。

 

そんなときに、

気分のよいときは

何でもないことでも

堰を切ってしまうこともあるのです。


だれにでも少しは

経験があると思います。

あなたはどうですか?

 

お店や学校、会社に、

正当な意見やお願いなら、

言葉遣いも落ち着いてきちんと

論理的に話ができますよね。

しかし、落ち着いていない様子は、

声や話し方に出てきます。

 

それは、本当の意味での

「苦情」ではなく、

イライラしているのかも知れません。

 

良くないことですが、

人間ならだれにでも理解できる

心理ではないでしょうか。

 


もうひとつ、

大切なことがあります。

気をつけなければ

だれでも陥りやすいと思います。

 

「自分は正しい」

という考えです。

 

世の中は多様です。

様々な考え、

多様性を尊重するのが現代社会です。


「自分は正しい」

「自分だけが正しい」

という考えは、どうでしょう?

こんな考えが

争いを生じさせます。


実際に世界中で

「自分が正しい」

と、考えるところに

様々な争いが起きていますよね。

 

気をつけておかなければ

自分も落とし穴に

陥ってしまいそうです。

 

大切なのは、

自分の心理を十分に

「理解しておく」

ことです。

 

「苦情」がどんな心理で起き、

自分の心理の中にも存在することを知り、

「自分が正しい」と思う心を戒めて

人に接することが大切ですね。


質問したり相談したりして

話し合えば良いのです。


学校は、子どもたちが、

相手を尊重し、様々な違いを認め合い

力を合わせ、自分たちの願いを

どのように実現していくかを

学ぶところです。

 

「苦情の心理」を理解し

自らも気をつけるとともに、

相手がどんな心理状態なのか

背景にも目を向けて

関わっていくことで、

良い方向に向かうのでは

ないでしょうか。

 

 

メンタルオフィスKaze(カゼ)

 

 

教職員、いじめ問題から自らを守るために

 

学校で子どもに関わっていると、

「いじめ問題」は、

大きな課題です。

f:id:officekaze:20220807120546j:image
そして、

いつ何時遭遇するか分からない

問題です。


あなたは、

どのように「いじめ問題」と向き合い

対応し、未然に防ぐ等、

取り組みを行っていますか?

 

「いじめ問題」は、

子どもの健全な成長に関わる

大きな問題です。

 

学級に「いじめ問題」が、

発生するか否かによって

学級の一年間や教職員の生活に

大きく関わる問題となります。

 

できることなら、

「いじめ問題」の

内容の濃淡に関わらず、

起きることがないことを

望みたいのです。


いつどこで発生し、

あなたの知らないところで

進行しているか分からないのです。

 

そもそも「いじめ問題」は、

子どもの感じ方によっても

大きく変わってきます。


何回となく見直されてきた

「いじめの定義」。


なくならないいじめに対応するために

「いじめ防止法」ができました。

 

いじめを受けている

本人がどう感じているか、

どんな物理的・心理的な影響を

受けているかによる

子どもの気持ちを

優先していくことに

立場の基本をおいています。

 

教職員は、

早期に「いじめを認知」する

感性を必要としています。

 

子どもや保護者等から

「いじめを受けている」

と、訴えがあったとき、

関係児童からの聞き取りを行って、

解決をしていくという手順で取り組みます。


そして、担任等が

日頃の学級等の状況を

どのように把握しているのか、

また、教職員の説明に根拠がなければ、

保護者等への適切な説明が

できないことになってしまいます。

 

「深刻ないじめがなかった」とする場合に、

聞き取りだけでは、

説明が成立しないことも

あるかもしれません。


そんなときに必要なのは、

エビデンス」です。


いかに教職員が日頃の学級や

子どもたちの状況把握を

的確に行っているかに、

係ってきます。


「いじめられた」という訴えに対して、

深刻ではないケースでも、

説明する場合に、

エビデンスがなければ、

「特に問題ありません。」

「心配しなくてもだいじょうぶです。」

「今後も見守っていきます。」等の

あなたの説明が

根拠のないものに

受け取られる可能性があります。

 

いわゆる

悪魔の証明

になる恐れがあります。

 

学校によっても取り組みに

異なるかも知れません。


学期に1回程度は、

「いじめアンケート調査」

を行っていますよね。

 

設問には、

「学校が楽しい」

「いじめられたことがある」

「いじめを見たことがある」

「勉強が分かる」

などがあります。

 

そして、気になる回答について、

子どもに個別に聞き取りをして、

職員会議でアンケート結果を

周知させますよね。


しかし、学期1回程度で

子どもの様子が分かるのか、

私には疑問です。

 

そこで、私は独自に

一週間に一回のアンケートを

行っていました。


毎週金曜日にアンケート用紙を

子どもに配って実施します。

他の曜日でも子どもが困ったときに、

アンケートが出せるように

各自一枚持たせておきます。


何かあれば、

必ずその週の内に解決することを示し

習慣化させる。


毎週ですから、

子どもの様子がよく把握できます。


例えば、

「学校が楽しい」といつも答えていた子が

「少し楽しくない」と

回答した場合があったとします。


そんなときに

「どうしたの?」と声をかけます。


子どもと話をするタイミングは、

一日の生活の中で、

結構つくりにくいものです。

アンケートがあれば、

声もかけやすくなります。

 

もし過去に遡って

子どもや保護者から

「いじめを受けていた」と

訴えがあった場合でも、

その時に実施したアンケートを基に

説明することが可能です。


記憶をたどって

「何も変わったことがなかった」

といったところで、

説得力は生まれてきません。


日頃から子どもの様子を

見ていく工夫をしていけば、

子どもたちのことがよく分かり

よい循環ができ、

学級を更によくしていくでしょう。

 

あなたは、

子どもを守ることも大切ですが、

自らをも守ることを

しっかりと考えてくださいね。

 


あなたは、

大切なかけがえのない人です。

 

 

メンタルヘルスには

注意してくださいね。

 


メンタルオフィスKaze(カゼ)は

がんばる教職員を応援します。

不登校、真実の原因

f:id:officekaze:20220730151717j:image

不登校が大きな問題に

なり始めた頃

不登校の原因を

考えることがありました。

「なぜこの子は、

 不登校になっているのか。」

 

不登校児童の割合が多い学校に

赴任したときです。

大きな学校ではありません。

各学年が二学級の学校です。

児童数が多くなると、

不登校児童の割合も

多くなるはずですよね。


しかし、不登校児童の数は

学校によって違い、

全校児童数に比例するとも限りません。

学級に約1~2名の不登校児童がいると、

さすがに多いです。


当時、不登校になった原因を

知りたいと考えました。

原因が分かれば、

取り組みも適切で

問題の解決にもつながるのではないかと

単純に思ったからです。


子どもが学校を休むほど

つらいことはありません。

 

不登校の原因として挙げられるものに

いじめや学習など様々あります。


毎年行われている

文部科学省の調査でも、

不登校の原因を

記入します。


〇学校に関わる原因


 ・ い じ め

 ・い じ め を 除 く 友 人 関 係 を め ぐ る 問 題 

・教 職 員 と の 関 係 を め ぐ る 問 題 

・学 業 の 不 振 進 路 に 係 る 不 安 

・ク ラ ブ 活 動 ,

・部 活 動 等 への 不 適 応

・ 学 校 の き ま り 等 を め ぐ る 問 題

 ・入 学 ,進 級 時 の 不 適 応


〇家庭に関わる原因


 ・家 庭 の 生 活 環 境 の 急 激 な 変 化

 ・親 子 の 関 わ り 方 

・家 庭 内 の 不 和

 

〇本人に関わる原因

 

・生 活 リ ズ ム の 乱 れ

・あ そ び

 ・非 行 無 気 力

・不 安

 


しかし、その原因は、

子どもが語ったのではなく

関わった教師等が

「これが原因だろう」

と、特定して

記入しているものです。


はっきりといじめにより

学校に来なくなった。

など、分かりやすいケースも

あるでしょう。

しかし、実際は、

原因など分からないのです。

 

「原因を特定する」

ことは、意味のあることですが、

その作業は無意味でもあるのです。

 

インターネットで調べてみると

不登校の原因と対策などが

ヒットしますよね。


子どもは千差万別、

ひとりとして同じ子どもは

存在しません。


そして、自らも自分が

どうして学校に行けないのか

分からないのです。


「〇〇〇が原因で、学校に行きたくない」

と、子どもが自から語った場合は、

それが原因の可能性もありますが

そうでないかもしれないのです。

 

保護者や教師が

「でも、こんなことがあって」と、

おっしゃるケースもありますよね。

 

それは、不登校への「きっかけ」

に、すぎない場合があります。


「いじめ」がきっかけになって不登校になる。

「勉強」がきっかけになって不登校になる。

 

いじめられても、勉強が苦手でも、

学校が「楽しい」と答える子もいます。


あなたも、自分の深層心理まで分からない、

深い心の海があると思います。

 

子ども(ひとりの人格)は、

様々な要因がまとまって

ひとりとして構成されています。


本当の原因は、

子どもの資質・性質、

生育歴、子育て、学校、

人間関係、環境等

多くの要素が絡み合って

いるのです。

 

難しいですね。


しかし、

トンネルには

必ず、出口があります。

 


子どもは、

力を蓄えていきます。

自分の未来に気がつきます。


きっと、今が、

子どもにとって

無駄にはなりません。

 

 

メンタルオフィスKaze(カゼ)

 

 

 

不登校、親の心構え

不登校、親の心構え

f:id:officekaze:20220726134742j:image

子どもには、

「元気で学校に通い、

 友達と仲良く楽しい生活を送ってほしい。」

これは、すべての親の願いですよね。

 

親の子どもに対する願いや思いは深いです。

「どんな子に成長してくれるだろう。」

「どんな才能があるだろう。」


将来を思い浮かべながら

楽しみに思うのが親心です。


「元気に学校にいってくれれば」

と、思いながらも、

ついつい欲目が出てきます。


勉強もできるとうれしいし、

運動ができると更にうれしい。

力も入ってきます。

 

親は子どもに対する

期待と希望に満ちあふれています。

 

そんな子どもが不登校になったとしたら、

どうでしょう。

ショックは、計り知れません。

だれもが理解できる親の気持ちです。


しかし、一定数の子どもは、

不登校に陥っています。

家の子も、一時的にしても

不登校になる可能性があるのです。

 

子どもが不登校になったときは、

どうしたらよいのか分からなくなり、

焦る気持ちになりますよね。

気が気ではありません。

 

子どもの不登校の傾向は、様々です。

親がどうしたらよいのか慌てる気持ちも

当然のことです。

 


・・・予め持っておく心構え・・・

 


1.学校を休ませることも躊躇しない

 あまり無理強いすることがないように

 落ち着いて対応したいですね。


2.子どもの話をしっかり聞く

 どんな気持ちや様子なのか、

 子どもが話したい様子なら

 じっくり聞く姿勢を持ちましょう。

 「なぜ」「どうしたの」など、

 子どもを追い詰めることの

 ないようにしましょう。


3.子どものやりたいことや思いを尊重する

  親の思いがあまり

  先行しないようにしたいですね。


4.自信を持たせるようにする

  自信をなくしている可能性が

  十分に考えられます。

  ほめるなど、自信を持たせましょう。


5.がんばれという意味の言葉を使わない

  子どもは十分にがんばっていることを、

  ふまえておきましょう。


6.今まで通りに接する

       特別な感じではなく、

  普段通りを意識します。


7.学校に行く以外の選択肢も考える

  学校だけではなく、

  インターネットも活用しながら

  様々な選択肢を考えていきたいですね。


8.学校や自宅の他に居場所をつくる

  自宅にばかり居るとゲームなどにはまってしまったり

  生活習慣が夜型になったりすることが考えられます。


9.学校の先生と連携する

  不登校は、学校の問題でもあります。

  相談しながら取り組みましょう。


10.焦りは禁物

  早く学校に行かせたい気持ちは当然です。

  まずは冷静に対応しましょう。

 

 

メンタルオフィスKaze(カゼ)は、

不登校の課題に、

ご家庭とともに取り組んでいます。

 

教師の悩みは理解されない

教師の悩みは理解されない〈教師・学校〉

 

教師をしていると様々な

課題や問題に直面しますよね。

 


あなたは今、

悩んでいることが

ありますか?


あなたは、悩みを

解決することはできますか?

 

学校には、教職員の悩みを

解決する係や人はいません。


教職員のストレスを診断する

アンケートがあるでしょう?

書いて提出しても、

何も解決はしません。

 

勤務時間が問題になって、

教職員の勤務時間を

調べることになっていますよね。


あなたの勤務時間は、

短縮されましたか?

何も変わらないと思います。

 

教職員は、

様々な悩みや困難を抱えています。

しかし、

周りには理解されません。

 

学級の様子などを見て、

苦労しているだろうと

知ってくれたらまだよい方です。


理解してくれるだけでも

救われますよね。

 

みんなそれぞれ、

目の前の自分の仕事をしています。

周りの様子まで、

気を配っていません。


孤立無援になってしまいます。


子どもや学級の指導に

苦労していても

支援してくれることは、

希です。

 


そんな中で、

少しずつ疲れがたまっていきます。

あなたは、

そんな経験はありませんか?

 

例えば、

あなたの学級に

気になる子がいたとします。

落ち着きもなく、

学習状況もよくありません。

あなたは、

どんな指導をしたらよいのか、

どんな学習や授業づくりを

したらよいのか考えます。


もしかしたら、

子どもに、

発達に課題が

あるのかもしれません。


そう考えたあなたは、

状況を伝えます。


管理職や特別支援教育コーディネーター等と

相談します。


また、教育相談を受けます。

教育相談員も学級に来て

子どもの様子を見ます。

 

保護者にも、

教育相談を勧めることもあるでしょう。

子どもの課題を理解してもらうまで

時間を費やします。


この間、

あなたの悩みは解決されません。


なぜか?

 

それは、あなたの悩みであって

子どもや保護者、

他の職員の悩みではないからです。

 

子どもは、

何も困っていません。

保護者は問題と

考えていないかもしれません。

 

悩んだり困ったりしているのは

あなたなのです。

 

あなたは、

授業が思うように行かなくて

毎日、どうしたらよいのか悩んでいても

あなたの「悩み」は、

「子どもの課題」

に、変わってしまうのです。


職員会議等で、

子どもの様子を話す機会はあっても、

教師の悩みやグチをいう場面はないのです。


溜まりますよね。

 


あなたは、自分の悩みを語る必要があります。

 


メンタルオフィスKaze(カゼ)

 

f:id:officekaze:20220723092526j:image