officekaze’s blog

子育てや教育、福祉について書いています。

心配の本質は「あなたの悩み」

心配の本質は「あなたの悩み」

 


親の願いは、きっと共通です。


「子どもが立派に成長し、

 自らの力で自立し、

 幸せになってほしい。」

 

「そのためには........。」


と、考えるのが普通ですよね?


あなたもそうではありませんか?

 

それで、普段の様子から

理想と現実の中でギャップが生まれ

心配したり悩んだりする。

 

このようなロジックに、

必ずなっているように思います。

 

「願い⇨現実⇨ギャップ⇨心配や悩み」

 

親は、

「子どもは子ども、

生まれてきたのだから、

後は自分でやりなさい。」と、

程度の差はあれ、

そこまで割り切れる人は

少ないのではないかと思います。


特に人間の子どもは、他の動物とちがい、

親の庇護を受けて育たなければならないし、

育てられる年月も長いわけですから。

 

仮に、子どもに対する「願い」がないなら、

「現実」は気にならないでしょう。


現実を気にしないなら、

願うと現実の「ギャップ」は、

生まれませんよね。


ギャップがないなら、子どもに対する

「心配や悩み」は、

親の心の中で

湧いてこないかも知れません。

 

「願い」を実現するために、

幼児期・児童期・青年期と

それぞれの課程で

「心配と悩み」が変化しながら発生します。

 


あなたは、どんなタイプですか?


「干渉するタイプ?」

「子どもに任せるタイプ?」

 

もし、同様な「願い」であっても、

「あなたのタイプ」によって、

「心配も悩み」も、

変わってくるのではないでしょうか?

 

親もまずは、

自分を知ることが大切かも知れませんね。

そして、どのような子育てを

していきたいかを考える。

 

子どもの身体についての心配は、

共通ですよね。

無条件に心配です。

病気に罹ったときなど、

心配もし悩みもします。

 

いじめ問題は、「いじめ防止対策推進法」が公示され、

無くならないいじめ問題について

取り組みの強化を図っています。

 

以下、「いじめの定義」


『「いじめ」を「児童生徒に対して、

 当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等、

  当該児童生徒と一定の人的関係にある

 他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響

 を与える行為

 (インターネットを通じて行われるものを含む。)

 であって、当該行為の対象となっ た

 児童生徒が心身の苦痛を感じているもの」』

 

しかしながら、

痛ましい事件が今もなお起きている現実があり、

親であれば、無条件に心配な問題です。

 

学校もアンケートを取ったり

個々に聞き取りをしたり

取り組んではいるものの

無くなってはいない

指導が不十分なのが現状です。

 

早期発見早期対応が絶対条件ですが、

認知力(発見力)が低いと

見逃してしまうことにつながります。

「いじめ問題」については、

またの機会に触れたいと思います。

 


友達関係も、子どもの個性や多様性から、

学校などでどのように過ごしているのか、

親は、学校の様子がつぶさに見えないだけに心配です。


「どうしているんだろうか?」

「みんなとなかよくしているだろうか?」


児童期も後半になってくると、

親が、

「話しかけても答えてくれない。」

など

様子が分からないことで、

更に「心配」が膨らんでいきます。

 


心配なら学校と相談するとよいでしょう。


あなたが心配性であったり

悩んでしまうことが多かったりするなど、

ご自分の性格にもよりますので、

自分を理解した上で、

あなたが安心できる対応を取りたいですね。


心配や悩みがあるなら学校や担任と相談するなど

安心できるようにすることをお勧めします。

実際に、心配な現状がないとも限らないのですから。

 


では、勉強はどうでしょうか?

子どもの個性や多様性にも関係しますが、

親の願いを反映するポイントではないかと思います。


「分からないのは困るが、

 学習について行けるならよい。」


「将来は、レベルの高い

 大学に入ってほしい。」


勉強については、

家庭(親)により、無段階に、

期待と願いに違いが

あるのではないかと思います。

 

親の「子育てロジック」の

「心配と悩み」のレベルで、

勉強については、あなたの期待や願いが

反映しますね。

 


「学力は、すべての子につける」

「自ら生きる力をつける」


上記は、学校がやっている教育の要点であり、

学校が為すべき仕事です。

目的や目標もなく教育はできません。

 

全国津々浦々、

すべての学校で、すべての子どもに対して、

教育の機会均等は保障されています。

学習内容は、

文部科学省発行の学習指導要領に載っています。

それを具体化したのが教科書です。

 


「心配や悩み」は、

子ども自身が心配しているわけでも、

悩んでいるわけでもありません。

 

親や大人自身、

あなた自身の「心配や悩み」です。


「心配や悩みのロジック」の、

深みにはまる前に、

自ら悩みの本質に気づいて、

よりよい対応をとってみると

よいのではないかと思います。

 


親にとって、

子どもの心配や悩みはつきませんよね。

 

 

 

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