officekaze’s blog

子育てや教育、福祉について書いています。

思春期「特有のストレス」とは?

思春期「特有のストレス」について

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あなたは、どんなことに

ストレスを感じますか?

普段、

人は、必ず何かしらのストレスを

受けて生活していますよね。

 

私たちの周りに、

「ストレッサー」

は、多く存在します。

 

ストレスの要因は、

自分で必ずしも理解しているとは、

限らないのが現状ですよね。


自分で対処する以前に

ストレスを受けてしまっている

ことも考えられます。


そして、そのストレスを過剰に

ため込んでしまうと心身への影響が

発生してしまう。

これは容易に想像できますね。

 

心理的にストレスを受けると、

症状は外部に現れます。

ストレスの要因が、

症状につながっているのです。

ストレスの要因によって

症状が変わるということです。

 

例えば

学童期でのストレス要因が

「成績やいじめなど」

であると、

症状が

「不眠や不登校など」

として現れます。


成人期でのストレス要因が

「過労、結婚、育児など」

であると、

症状が

「鬱的な状態など」

として現れます。

 

このように、

思春期特有のストレスも、

子どもの状態の変化として

現れてくるのです。

 

その理由は、

思春期の子どもは、

急激な身体の成長によって、

ホルモンの分泌が乱れるからです。

 

また、自我がはっきりしてくることで、

社会への反発、

異性のこと、

友達関係の問題などに直面して

心身ともにストレスを受けます。

 

このように、

ちょっとしたことで

簡単に心身のバランスが

崩れてしまうことがあります。

 

例えば、思春期に見られる典型的な症状に

「起立性調整障害」があります。

朝起きることができず、

午後まで調子が上がりません。

 

症状が長引くと勉強に集中できなくなったり、

不登校や引きこもりの原因になったりします。


周りの環境が目まぐるしく変化する時期や

夏休みなど長期の休暇が明けた直後などに

症状が現れやすくなります。

 

そして、子どもの心理的な症状は、

家族が気づかないことが多いです。


事前に予防するためには、

本当に基本的なことですが、

十分な睡眠など生活習慣を整えることや

悩みを話し合える家族環境など、

子どもの周りの環境が大変重要になります。

 

人は、ストレスを受けない時期

(児童期、思春期、成人期など)

は無いのですが、

それぞれの時期の

「特有のストレス」があることを理解し、

「今、自分は〇〇によって、

 ストレスを受けている。」

と、自覚できることが

ストレス回避行動につながります。

 

でも、自分で気づけない、

回避できない場合も多いと思います。

 

周りにいる家族や大人の協力が重要です。

子どもへの理解を深め、

適切に対応できるように

心がけておきたいですね。