officekaze’s blog

子育てや教育、福祉について書いています。

指しゃぶりのある子について

指しゃぶりのある子について

f:id:officekaze:20220414134247j:image

ある程度年齢が上がって、

子どもに指しゃぶりがあると

親としては、気になりますよね?

 

赤ちゃんのときは、好奇心旺盛で

何でも口にして、

知りたい欲求を満たします。

 

生後すぐの赤ちゃんの感覚器官の中で

一番発達しているのが

唇の感覚だからです。


次第に、視覚など五感に依存

するようになっていき

指しゃぶりも減っていきます。

 


でも、3才や4才になっても

指しゃぶりを

する子がいますよね。

 

これは。乳児期から幼児期に

移行するときに

何らかの不十分な部分を

残していることが

考えられます。

 

これは、親の関わりの変化が、

原因となっていることがあります。

 

例えば、成長するに従って

親の要求が高まっていくことで

子どもにとって高いハードルになります。

 

言葉が進んできたことで、

親は子どもが「できることだ」

と錯覚して叱ることが

多くなるということもあります。


そのことで、子どもは、

できなくてもよい幼い年齢に戻ろうとして

「退行」という心理現象を引き起こし、

卒業した行為であるはずの

指しゃぶりに戻ってしまうのです。

 

子どもに限らず、

成長することを急がされる

現代人の多くが、

「退行」

という心理的に共通した傾向を

持っていると言われます。

 

あなたはどうですか?

 

何か強くプレッシャーやストレスを

感じることがあり、「退行」的な

幼かった頃の感情や行動が

戻ってくることはないですか?

 


弟や妹が生まれた場合も同様に、

周りには、お兄ちゃんやお姉ちゃんとして

しっかりすることを求められます。

そして、注目は、

弟や妹に移り寂しい心理的

感情を抱きやすくなります。

 

この場合は、指しゃぶりの原因となるような

否定的な働きかけを

取り除いてみてはどうかと思います。

 

小学校に上がる、児童期の頃なら

もう一度、幼児期に戻り、

育ち直しを

させてあげましょう。

赤ちゃん扱いでもいいですね。

 

体の成長と同時に、心も成長していきます。

そのスピードは、子どもによって様々です。

「わかるでしょう?」

「お姉ちゃんだからね!」

 

など、あまり性急な期待を持たずに、

親や周りの大人は、

子どもの心の成長を待つ余裕を

「心に言い聞かせる」ようにして、

ゆったりと接してあげたいですね。

 


親も忙しいですから大変ですが、

慌てずとも子どもは成長していきます。

 

「子どもが成長する姿を見ること」

 

親や大人にとって、

何にも代えがたい

うれしいことですよね。

 


親っていいですね!

子どもっていいですね!