officekaze’s blog

子育てや教育、福祉について書いています。

思考力のレシピ2

思考力のレシピ2

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「思考する」「考える」とは、
あなたは、どのような意味で捉えますか?

「頭を使う」ことでしょうか。
「頭を使う」とは、
 何をしたらよいのでしょう。

「帽子をかぶるためだけでないぞ。」
このフレーズ、よくありましたね。


「思う」「悩む」「想像する」
 などはどうでしょう?

これらは、
あなたの能力を高めるという意味では、
「思考する」「考える」には、
少し届かない、弱い気がします。


文章・レポートを書く、
プレゼンテーションをする、
何かのアイデアを絞り出すなど、
あなたの脳が生産的な働きをしている状態が、
あなたの能力を高める脳の使い方、
「考える」「思考する」状態です。


あなたは、こんなことを
言われたことはありませんか?

「よく考えなさい。」
「しっかり考えなさい。」


私もよく言われました。
「考えたら分かるでしょう。」


「考える」「思考する」ことは、
 経験や知識をもとに、
「あれこれと」頭を働かせることを言いますが、
「何を」がつかないとよく分からないのです。
「あれこれと」が、またややこしい。


漠然と
「これについて考えなさい。」
「文章に書きなさい。」
では、考えなくてはならないのは分かりますが、
何について考えるのか、
もっと具体的でないとよく分からない。

脳が化学反応を起こして、
何かを生み出していくためには、
具体的な刺激が無ければ、
フル回転して働くことにはつながりません。


フル稼働させる方法を理解すると、
自分の脳に対してのどんな刺激を与えれば、
「考える」という働きをさせられるのか、
分かってきます。

相手に対する指示や指導という面でも、
どうすれば相手が、「思考」「考える」
ことがしやすいのかが分かってきます。

「考えなさい。」は、親切では、ないのです。
相手の頭の中では、「???」
が飛んでいると思った方がいいですね。


例えば、
ピアノを弾くとします。
私は、ピアノは弾けませんが音は出せます。
ピアノを練習して自己表現できるように
ならなければ、
ピアノを弾くことになりません。

「考える」「思考」も練習する
必要がありますね。
自分にも、相手に対しても、
方向性や方法を与えてあげないと、
脳に刺激が加わることはなく、
ぼうと拡散していきます。


学校などで、学習の目標に
「・・・・・を考えよう。」
こういうの、よくあるんですね。

子どもや相手が「考える」方法を
すでに持ち合わせていることが
前提の目標です。
私は、このような抽象的な目標はつくりません。


例えば、
あなたが私に、
「美味しいカレーを作る方法を考えて、
文章に書きなさい。」
という課題を、与えたとしますね。
私は、「ん~」と唸ったまま、
ペンを握って動かないと思います。
もちろん美味しいカレー作りの知識もありませんが。

「小学生にも分かるように、カレーの美味しい作り方を説明しなさい。」
なら、指示が分かりやすいので、私も何かを書くでしょうね。


「思考」「考える」ことを、
どんな言葉で、どのように、
具体的に投げかけていけば
相手が考えを深めていくか。

おもしろいですね。



今日のテーマは、


「思考を引き出す、ナイスな指示」



to be continued